「熱海土石流 菅官邸の初動を陸上自衛隊OBが問題視「司令塔としては遅すぎ」 都議選で後手後手に」
毎年どこかでこういった災害や被害が必ず発生しますな。
島国だから、斜面が多いのは当然でして。
日本人は、大きな川の出口周辺の、浸食されて平地や台地に住んでる訳ですが。
人が集まると平野はあっという間に人家やビルで埋め尽くされて、中心地に近いほど土地の値段が高騰するため、郊外へ郊外へと土地を広げては宅地造成して来てる訳ですな。
何百年もかけて自然に出来上がった平野ならまだしも、山の一部を切り開いて隙間に家建てるんですから、地盤は弱いに決まってる訳です。
地盤を石や砂利で埋めて、コンクリートで固めても、そんなのは地球の規模からすれば薄皮1枚にも満たない厚さな訳で。
人間の浅知恵なんか、自然の力の前には赤子同然。
だから、宅地造成する時は厳しい審査があるはずなんですが、人が立ち入った事も無いような山間部を切り開いて、平にして、住宅地にすると言う申請をする訳ですよね。
その場合、ちゃんと審査したり、検査したり、厳しくも正しいプロセスを経ないで、賄賂もらってOK出しちゃう人ってのが、どこの地方でもいつの時代でも、必ずいる訳です。
今回の土砂崩も、宅地造成のために山の奥の木々を伐採して、盛り上がってる所は削って、凹んでる所は埋めて、一見平になったように見せかけた訳ですな。
で、余った土は見えない所に勝手に捨ててた、と。
残土の盛り土ってやつですな。
見えない場所に捨てる、つまりは谷に捨てるので、雨が降れば谷に沿って流れ出すのは当然っちゃー当然。
物理的には何も間違ってない。
間違ってるのは宅地造成しようとした業者と、それにOKを出した担当者の上の上、恐らく政治家と、残土を廃棄した業者。
そして宅地を販売した業者と、そんな危ない場所を下調べもしないで買った人達。
買う事で業者に甘い汁を吸わせ、政治家か何か上の方の人への賄賂の原資になり。
また同じ事が繰り返される。
被害に遭ったのは、そんな所に残土が捨てられてる事も、自分家よりもずっと上の山奥で宅地が造成されてた事も知らない人達。
ある人のインタビューでは、40年以上住んでるけど土砂崩れとか無かった。みたいな事を言ってました。
そりゃそうでしょう。
自然災害じゃなく、人の欲と無責任さと無知と無関心のせいで起きた事故なんですからね。
で、毎年の事だけど、こういった事故が起きると、自然は怖いで終わってしまったり、今回のような違法な廃土をしてた業者に注目が集まって終わる訳です。
避難が終わって死者がどれだけ出たとか、業者が摘発されたとかでニュースは終わり。
世間の関心もそこで終わり。
でも実際は、その上の黒幕と言うか、宅地造成なんかに許可出した人、宅地造成して儲けようとしてた人がいる訳ですが、そう言った人達が表に出て来る事はありませんね。
被災者はその後も何か月も何年も大変な生活を送ったり、引っ越したり、怪我や恐怖体験の後遺症に悩まされたりする訳ですが、世間の関心もマスコミの関心も、もう向きませんな。
なので、毎年同じ事がどこかで起きる。
人口少し減って、マンションみたいな高層住宅に人が集まるようになって、昔の家屋とか古い家、古いマンションや団地なんかが、平地にもいっぱい混じるようになってるんだから、わざわざ新しく山を切り開かなくても、そう言った廃物件とか中古無人物件とか土地を再利用すればいいんですけどね。
その場合、元の所有者がどうとか、飛び地になってしまうからとか、面倒な理由があって、頭の悪い業者は面倒だから昔ながらのやり方で、地元政治家に賄賂送って山切り開いちゃって、残土は見えない所に捨ててしまえって事になる。
例え法律を厳しくしても、結局は守る気の無い業者が、目の前の金に目がくらむ政治家とかに賄賂渡して、バレずに同じ事をする。
バレるのは何年後、何十年後。
その頃には当時の業者も担当者も地元有力者や政治家も、姿を消していると。
買った新しい宅地が崩れたとかだったら、買った人にもきちんと下調べしなかった責任ってのが一端はあるけど、今回みたいにこっそり見えない谷に捨てた残土がいきなり流れ出して来ちゃったら、被害者は寝耳に水ですからねぇ。
何も悪くないのにって話になっちゃいますな。
これ、どこまで掘り下げて、どうやって決着させるんだろうか?
また曖昧なままマスコミが関心を失くして、被害者もブツブツ言いながら日常に戻って行って、誰も何が原因で誰が悪くてって調べもせず、起訴もせず、なぁなぁで終わって行くのかなー?
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